ちょっと前の話になりますが、我が家のお正月はスコッチエッグが定番です。
おばあちゃんの代から恒例になっていて、わりと大人になるまでスコッチエッグはおせち料理だと思っていました。
そして大皿料理は「ひとり何個まで」カウントをするのも我が家のお約束で、スコッチエッグが出てきた瞬間に姉弟・いとこ揃って数を数えだすのも毎年恒例です。
ちなみにこの「ひとり何個まで」システムのおかげで、学校で教わる前から割り算はできるようになりました。そして「いかにしてひとり何個まで以上食べるか」について、姉弟間で頭脳戦を繰り広げるスキルや交渉術も身についたと思われます。
さらに私は、長女のくせに頭脳戦で上の弟に敵わないため、「え、もう3個食べたよね?私まだ2個しか食べてないけど?」と言って末っ子の弟からから揚げを巻き上げるという演技力を磨きました(ただのカツアゲ)。
じゃんけんで勝ったら相手のから揚げ1個もらう・負けたら1個あげる(ギャンブル)とか、ごはんおかわりで席を立った隙を狙って取り皿から奪う(泥棒)とか、次回のから揚げの時に返すから今日は1個多く食べていい?交渉(借金)とか、姉弟それぞれいろいろ作戦を練って挑むのが、今思うと楽しかったです。あまりにも卑怯なことをやりすぎると母に叱られる、のくだりまで含めて。
そして「ひとり何個まで」システムと、遠慮してたら食べ損ねるという我が家の教訓に、旦那もしっかり参戦しているのがいい傾向です。この日も「スコッチエッグは基本ひとり1個ですが、2個食べられる人がいます。食べたい人?」の号令に全力で挙手していました。
今後家族が増えても「ひとり何個まで」システムも含めたおせち料理のスコッチエッグは、毎年恒例にしていきたいですね。
KK